エコドライブの達人 淵上夏次に聞く日産リーフで長距離ドライブするための7つのコツ

日産リーフの航続距離は、走り方、使い方、使用環境によって変わってきます。
言い換えると、使い方次第で航続距離は伸ばせるということ。そこで、驚くべき電費(燃費)でクルマを走らせる、日産自動車 淵上夏次(ふちがみなつじ)監修のもと、日産リーフで長距離ドライブするためのテクニックをご紹介します。

監修 日産自動車 淵上夏次(ふちがみなつじ) 「淵上の足」とは、日産自動車のテストドライバーの中でも、コンスタントにもっとも低燃費(電費)で走ることができるアクセル操作に付けられた称号。称賛の意味を込めて、そう呼ばれている。クルマの持つ性能を最大限に引き出すそのアクセル操作は「神のアクセル操作」と言われ、いつしか「淵上の足」と呼ばれるようになった。

運転技術で低電費

1, 速度は一定に
市街地では車間距離を車3台分以上空け、交通状況に左右されない運転を心がけて、速度を一定に保つことが、安全かつ電費の良い運転のコツ。ASCD(オートスピードコントロール装置)(*)を使用するのもよいでしょう。さらに発進・加速時は、パワーメーターの点灯範囲を2個以内に抑えることで、エネルギーを節約できます。モーターの出力と回生部分を見ながら、10kwくらいの出力を心がけましょう。
*G・Xグレードに標準装備

2, アクセルは足全体で
速度を一定に保つコツは、足全体でアクセルを踏むこと。つま先で踏むと動きがブレるため、速度にバラつきが生じます。また発進時は、アクセルを踏んでから5秒くらいで、時速20kmに到達するくらいがベストです。

3, 早めのアクセルOFF
信号が変わりかけているときは、早めにアクセルを離して減速。途中でクルマが止まってしまう場合はアクセルを踏んで微調整するなど、アクセルのON・OFFでのスピード調整を心がけましょう。発進時のスピード調整も大事ですが、停車時のスピードにも気を使うことで、エネルギーを節約できます。

リーフの機能で低電費

4, 普段からECOモードをフル活用
ECOモードはその名のとおり、低電費の強い味方。ECOモードにすると通常の走行モードと比較して「加速がマイルドになる」「空調設定が控えめになる」「制動時の回生量が増加する」などの効果が得られます。市街地走行では約6%〜10%の航続距離の延長が期待できます。

5, 下り坂ではBレンジで
下り坂ではリーフのシフトをBレンジに設定。Bレンジは、いわゆるガソリンエンジン車のLレンジのような効果を発揮し、ブレーキ時のエネルギーを節約。電費の向上につながります。

“心がけ”で低電費

6, ルート選びは入念に
コースを設定するときは、なるべく坂道がない道を選ぶのが低電費への近道。速度を一定に保つエコドライブに、坂道は天敵です。また渋滞している道も、当然避けたほうがよいでしょう。ナビに付いている「省エネルート検索」で、上り坂や高速道路を回避した最も消費電力が少ないルートを選ぶのもおすすめです。

7, ステアリングヒーターやシートヒーターを上手に活用
シートヒーターを上手に活用することで、消費電力を抑えられます。エアコンを使わずヒーターのみ使う、エアコンの設定温度を控えめにしてヒーターと組み合わせて使うなど、上手に活用しましょう。

◆このページに掲載されている情報・画像は、 2012年11月以後生産分リーフのものです。

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