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    CEFIRO 1988

    記憶に残る一台。

    流麗なエクステリアデザインを採用したセフィーロは、Cd値(空気抵抗係数)0.32という当時のセダンとしては優れた空力特性を実現。「走り・曲がり・止まる」というクルマの基本性能を高次元でバランスさせ、4輪操舵システムHICAS-IIなどの先進技術も採用した。文:モンキープロダクション

    CEFIRO

    磨き上げた技術を、
    新しいコンセプトで包み込む。

     セフィーロは、「美しさ・遊び心」を大切にする知的なヤング・アダルトのためのパーソナルセダンとして誕生した。豊かで美しい面がなめらかにつながるスタイリッシュなエクステリアは、従来のセダンがもつ箱形のイメージから脱却し、新鮮さにあふれたもの。また、やわらかな曲面を基調としたデザインのインテリアは、感触にこだわった素材選びも相まって、ゆったりと寛げる温かみのある空間を実現した。
     ドライバーの運転感覚に忠実なFR(フロントエンジン・リヤドライブ)レイアウトを採用した上で、さまざまな先進テクノロジーも盛り込まれた。路面状況や運転に合わせてダンパーの硬さやステアリングの操舵力を制御する“DUET−SS”もそのひとつで、それは最新の日産の運転支援技術にもつながるものである。
     一方で、個々のライフスタイルにフィットするように、エンジン、サスペンション、ボディカラー、内装の素材や色までも、ユーザーのテイストに応じて自由に組み合わせることができる“セフィーロ・コーディネーション”を採用したのもトピックだ。価値観の多様化など時代の求めにスマートに対応したところにも、セフィーロの新しさが感じられるのである。

    CEFIRO

    前席を重視したインテリア。
    助手席は運転席と異なる形状をもち、
    シートバック中折れ機能を備えるパートナーコンフォタブルシートを用意。

    CEFIRO

    インストルメントパネルは人間工学に基づいてレイアウト。
    ウレタン系のソフトフィールペイントを内装樹脂部品に施し、
    しっとりとした手触りを実現。

    1988年の主な出来事 1988年の主な出来事

    3ナンバー乗用車が人気

    3ナンバーの大型乗用車がブームとなり、1月に発売された日産シーマは1988年に36,000台を超える販売台数を記録。高額商品の人気を示す「シーマ現象」という言葉が生まれた。写真は87年10月、東京モーターショーでの発表時のもの。

    後楽園に東京ドームが完成

    日本初、全天候型の屋根付き球場「東京ドーム」が開場。ビッグエッグの愛称で親しまれ、セ・パ両リーグのプロ野球の試合がメインとして行われるほか、コンサートや各種イベントなど多目的ホールとしていまでも多くの人に活用されている。

    本州と四国をつなぐ瀬戸大橋が開通

    岡山県倉敷市と香川県坂出市が起点となる全長約13kmの鉄道道路併用橋が、着工から9年6カ月を経て開通。瀬戸内海の5島をつなぐように架かる10の橋の総称で、本州と四国をクルマで手軽に往き来できるようになった。

    流行語

    しょうゆ顔

    あっさりとした日本的な顔立ちを調味料に例えた言葉。ソース顔も流行。

    ファジー

    人の考えや行動にある“曖昧さ”を制御に取り入れた家電製品が登場。

    カウチポテト族

    ポテトチップスを手にソファでTVを見て過ごすような生活を好む人。

    渋カジ

    “渋谷カジュアル”の略。ポロシャツ、ジーンズなどシンプルさが特徴。

    ※本記事は2016年12月1日時点の情報を元に作成されております。