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    新しい時代を予見し、日産の歴史を彩った、記憶に残るクルマ

    美しく個性あふれるデザインと時代をリードする先進技術で、その後のクルマ開発に大きな影響を与えた伝説の日産車は、いまでも輝きを失うことなく、私たちの心を揺さぶる存在です。

    優れた技術力を世界に知らしめた、
    大ヒットセダン

    1969年 P510型 BLUEBIRD

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4120×1560×1410mm
    ●ホイールベース:2420mm ●エンジン形式:直列4気筒OHC 
    ●排気量:1595cc●最高出力:92PS/6000rpm 
    ●駆動方式:FR(フロントエンジン後輪駆動)

     三角窓のないクリーンなウインドウまわりのデザインや、スーパーソニック(超音速)ラインと呼ばれるシャープなスタイリングで、見る者に先進性を印象づけた3代目ブルーバード。アルミ製シリンダーヘッドや5ベアリング方式のクランクシャフトなど、高度なメカニズムが盛り込まれたOHCエンジンを搭載したのは高速時代を見据えてのことだった。さらにフロントがストラット式、リヤがセミトレーリングアーム式の全輪独立懸架サスペンションを採用し、優れた操縦安定性と快適性を実現していた。
     1970年の東アフリカで開催されたサファリラリーで、高性能版の1600SSSをベースにしたマシンが総合優勝を果たすなどモータースポーツでも活躍。基本性能の高さは海外でも評価され、67年から73年までに、グローバル販売累計台数150万台以上を記録した。

    高級車の新たなトレンドを生んだ、
    優雅なサイドビュー

    1973年 KF230型 CEDRIC

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4690×1690×1420mm
    ●ホイールベース:2690mm ●エンジン形式:直列6気筒OHC
    ●排気量:1998cc ●最高出力:115PS/5600rpm
    ●駆動方式:FR(フロントエンジン後輪駆動)

     グロリアと基本構造の共用化を図って1971年に登場した3代目セドリックは、立体感のある堂々としたフロントグリルなど最上級オーナーカーとしての格調の高さは受け継ぎつつ、ロングノーズの流麗なプロポーションを採用することで、エレガントかつスポーティなスタイルにまとめられていた。
     72年に追加された国産乗用車初となるピラーレス4ドアハードトップは、美しく流麗なサイドビューをさらに印象づけるモデル。ドアまわりを中心に補強を徹底し、40万kmにおよぶ悪路耐久走行や、10万回も行われたドア開閉テストなど、さまざまな試験を経て高い安全性を確保している。その一方で、パワーステアリングやコンピューター制御のニッサンEマチック、E.A.L.ブレーキ装置(電子式横滑り制御装置)などを採用し、最先端技術もアピールしたのである。

    ※本記事は2017年12月5日時点の情報を元に作成されております。