Nissan Secret Place

〜新しいデザインが生まれる秘密の場所〜 「日産らしさ」が生まれる世界の拠点を探訪しました。

魅力的なデザインの源は、さまざまな場所で、さまざまな国籍の人が考える「日産らしさ」にあります。
日産デザインの独自性が生まれる4拠点を紹介します。

グローバルな視点が、重要なのです。

日産が世界の4カ所にデザイン拠点を構える理由について、中村史郎は「日本から見る視点だけでなく、異なる視点から見ることで説得力のあるデザインが生まれるから」と語る。デザイン拠点を置く4都市は、「それぞれ個性的な文化や強いクリエイティビティがある」という理由から選ばれた。日本以外の拠点で最も古いのが、1979年にアメリカ西海岸のサンディエゴに開設された日産デザインアメリカだ。
「アメリカ西海岸は、常に創造的で最新の文化を発信してきた魅力的な場所です」
ヨーロッパのデザイン拠点は、2003年にロンドンに開設した日産デザインヨーロッパである。「さまざまな文化が混じり合うイギリスのロンドンという街から大きな刺激を受けます」そして、最も新しいデザイン拠点が中国の北京に開設した日産デザインチャイナだ。「北京は、日々新しい文化が生まれる、エネルギーに満ちた都市です。こうした都市の新しい感覚がデザインには重要です」このように各地に拠点が置かれるが、その地域で販売する車種のデザインを行っているわけではないという。「サンディエゴでは多くのアジア人が働いているし、ロンドンにもアメリカ人がいます。その市場のためだけのデザインではなく、どの拠点もグローバルな日産車をデザインしています」そして各拠点のアイデアをまとめるのが、厚木にある日産グローバルデザインセンターの役割だ。その各拠点を取材、デザインが生まれる現場を探る。

[NDA] 日産デザインアメリカ

アメリカ西海岸の陽光が降り注ぐ中庭に面したミーティングスペース。開閉可能な大きなガラスシャッターを備え、モダンな建物と豊かな自然が調和する。

[NDA] 日産デザインヨーロッパ

まるで宇宙空間のような近未来的なスタジオ。オーバル状に机と椅子が広がり、同じフロアで他の人が、どんな作業を行っているのかひと目でわかる。

[NDA] 日産デザインチャイナ

コントラストのはっきりしたクリーンなスタジオには、実物大モデルの制作も可能な設備が備わる。新しい市場の可能性を信じて多くのデザイナーが働く。

[NDA] 日産グローバルデザインセンター

スタジオの一角にあるインフォギャラリーでは、デザイナーの発想を支援する展示や、国内外のモーターショーの報告などが定期的に行われる。

※本記事は2013年5月23日時点の情報を元に作成されております。

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