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    未来を見据えて取り組む最前線のチャレンジ

    魅力あふれる日産車を、生みだす技。横浜工場 第一製造部 エンジン課 武智唯美加 Yumika Takechi2006年入社。学校の先生のすすめで技術職を選び、日産でエンジン製作に携わることに。通常の組み立て工程、テスト工程全般を経験した後、GT-Rのエンジンを手がける「匠」を目指す。

    「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」という日産GT-Rのコンセプトの具現化に、VR38型は不可欠な高性能エンジンである。「匠」の称号が与えられた熟練技術者が、すべての工程をひとりで担当し、温度や湿度を徹底管理したクリーンルームで組み上げていく。
    現在、「匠」は4名だが、武智唯美加さんは5人目を目指し、作業の習熟を重ねている。通常のエンジン製造を担当していたとき、高い品質を追求する意識と女性ならではのきめ細かさが評価され、この部署に抜擢された。
    「難しいのはバルブクリアランス作業。機械が介入できない人の感覚が頼りの工程で、経験とセンスが求められます」と武智さん。自身が「匠」となり、新たな道を切り拓く役割を託されているのだと、気持ちを引き締めている。

    NISSAN GT-R

    最高出力404kW(550PS)、最大トルク632N・m(64.5sf・m)。圧倒的なパフォーマンスを誇るVR38型が搭載された日産GT-Rは、日産のクルマづくりへの想いと挑戦を体現している。

    VR38型には組み立てた「匠」のネームプレートが取りつけられる。武智さんは女性の「匠」として、ここに名が刻まれることを目指している。

    研ぎ澄ませた感覚を頼りに、10ミクロンの違いを感じ取りながら、バルブクリアランスの調整作業を進めていく。すべての組み立てを任されるところにやりがいを感じるという武智さん。いいものか否かは、最終的にお客さまが決めること。期待を裏切ることのないものづくりが信条だ。

    日常生活の中で磨いた感性を、これからのクルマづくりに活かします。

    先行技術の開発において、感性領域の仕事に携わる佐々木涼子さん。クルマに乗ったお客さまが心地よさを感じられるように、内装の手触りや、見た目の印象、さらに照明の明るさや色味などを感覚的にチェックする。複数人での評価を行い、そのばらつきなど、お客さまとの感覚の違いを客観的に分析し評価するようにも努めている。素材の心地よさの評価はこれまでの体験がものさしになるため、ショッピングの最中にも商品の感触や店内のライティングを気にしているという。日常生活の中でも女性のセンシティブな「感じ取る力」を磨いている。

    触感と密接に関わるのが見た目。やわらかそうな見た目なのに硬いと、そのズレが違和感を生むため入念にチェック。

    完成したクルマに乗り込んで各部のさわり心地を確かめるほか、パーツ単体で評価を行うこともあるという。

    自らの目と感覚を頼りに、使いやすさを冷静に評価します。

    ドライビングポジションは運転のしやすさや疲れにくさはもちろんのこと、運転視界の確保など安全性にも大きく関わる重要なチェック項目だ。

    クルマに乗る人が感じる「使いやすさ」を、人間工学に基づいて評価するのが豊福史さんの仕事だ。パソコンでシミュレーションを行い、さらに自分の身体をセンサーにして実車で確かめる。女性ならではの視点にこだわりつつ評価を行うこともしばしばで、たとえば爪を伸ばしたり、スカートを身に着けることによって感じ取れることもあるという。現在の部署に女性が配属されていなかった時には、男性がつけ爪をしてチェックしたことも。女性だからこそくみ取れる部分も大切にしながら、たくさんの人に愛されるクルマを送り出したいと考えている。

    開口部の広さやシート形状、フロアの高さなど、多岐にわたる要因が乗降性を左右する。
    小柄な女性なら、体格のよい男性なら……さまざまな想定を行い、評価を進めていく。