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    パルサー

    記憶に残る一台。

    2代目パルサーに用意された、1500tエンジンを搭載する5人乗りの2ドアクーペ。スタイリッシュなデザインが魅力で、優れた操縦性能と高い実用性もあわせもっていた。1983年5月には仕様変更が行われ、国産車初のドアミラーを装備したほか、ターボエンジンを搭載する高性能グレードを追加した。

    パルサー

    唯一無二のデザインで魅了した
    コンパクトクーペ

     高度経済成長とともに、日本で乗用車の普及が進んだのは1960年代後半のことだ。そして大量消費時代が到来する70年代には、便利なクルマのある生活があたりまえになる。一方、80年代に入り社会が成熟すると、ほかとは違ったモノを所有したいという欲求が高まり、実用性だけでなく個性を際立たせたクルマが登場する。
     パルサー エクサはそんな一台だ。世界各国で販売され高い評価を得た2代目パルサーのクーペでメカニズムも共通だが、注目を集めたのはそのデザインだった。先進的なイメージと空力特性を追求した「スピンドルシェイプ」と呼ばれる外観は、スポーティかつ実にファッショナブルだ。消灯時は格納されるリトラクタブルヘッドランプや、切り立ったリヤウインドウによるノッチバックスタイルも斬新。時代の雰囲気をまとうことで、オリジナリティにあふれたスペシャリティクーペが誕生したのである。

    1985年5月にはオープンモデルのコンバーチブルが全国で100台のみ限定販売された。ソフトトップには耐水性に優れた専用のクロス地を用い、良好な後方視界確保のため有機ガラスのリヤウインドウを採用した。

    パルサーとともに時代を彩った日産車たち

    パルサー エクサとともに
    時代を彩った日産車たち

    サニー

    5代目となり、サニーとして初めてFFレイアウトを採用することでゆとりある居住空間を実現。またエンジンなどを一新し、動力性能と経済性を向上させたほか、騒音や振動の低減や空調システムの改良を行うことで優れた快適性も手に入れ、80年代、世界を代表する小型車として完成度を高めた。

    セドリック

    6代目セドリックは高級車にふさわしい優れた性能を実現するため、日本初のV型6気筒エンジンを搭載。また、雨量に応じて最適なワイパー作動の間隔を自動調整する雨滴感知式間けつオートワイパーや、受信している放送局を液晶で表示する局名表示電子チューナーなど、世界初の先進装備も採用した。

    シルビア

    姉妹車ガゼールとともに、ハッチバックと2ドアクーペの2種類のボディタイプが用意された4代目シルビア。クーペに採用された「キーレスエントリーシステム」は、運転席側のドアハンドルにセットされた操作ボタンで暗証番号を入力し、施錠・解錠を行うことができる日本初の先進装備だった。

    ※本記事は2019年4月8日時点の情報を元に作成されております。