電気も運ぶe-NV200が、EVの世界をさらに広げます!
2014年10月に日本で発売された100%電気商用車「e-NV200」は、日産がグローバルに販売を行う2車種目のEVです。
すぐれた利便性を武器に、さまざまな場面で活躍します。
e-NV200の給電機能「パワープラグ」が、屋外での電源供給を可能とし、EVの乗り方、使い方を大きく変えていきます。
テールゲートを開き、収納スペースに収まったラックを引き出すと、電気グリルや冷蔵庫、シンク付きキッチン、生ゴミ処理機までが組み込まれているのにびっくり。100%電気商用車として登場したe-NV200をベースとするこのクルマ、実は放送作家の鈴木おさむ氏の企画協力を得て、日本バーベキュー協会の監修のもと、「究極のスマートバーベキューカー」を目指してつくりあげられた、世界にたった一台のスペシャルモデルなのです。
e-NV200は、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載することで、
1500Wの給電能力をもつ「パワープラグ」を備え、さまざまなシーンで電気機器を動かすことができます。今回のプロジェクトも、この機能に着目し、手間なく、ゴミを出さず"スマート"に楽しむことをコンセプトに、EVのさらなる可能性を追求しています。このように、走る蓄電池として給電機能を備え、広い積載スペースを兼ね備えた利便性の高いe-NV200が、いままでになかったクルマの楽しさや使い方を生み出します。
簡単に引き出すことができるラックにはバーベキューに必要な電気機器が組み込まれています。コンセントを備えコーヒーメーカーを使うことも可能。さらに調理道具もスッキリと収納され、コンセプト通りスマートにバーベキューが楽しめます。
こんな場所でも日産のEVが活躍しています。
宇宙誕生の謎の解明に、ひと役買うe-NV200
東京大学宇宙線研究所の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」は、人類がまだ成し得ていない重力波の検出を目指して建設された実験装置。2015年に試験観測運転を開始し、17年度に本格的な稼働を予定していますが、この場所でe-NV200が使われています。地下にある施設への移動手段としては、排出ガスがないEVが最適。さらに人も荷物もたくさん載せることができることから、e-NV200が採用されました。
岐阜県飛騨市神岡町に建設中のKAGRA。世界で初めて"超新星爆発からのニュートリノ"を観測したカミオカンデ(現カムランド)に隣接しています。
名門F1チームの、チャンピオン獲得に貢献。
2010年から4年連続でコンストラクターズ・チャンピオンに輝いた「インフィニティ レッドブルレーシング」。日産は12年からこの名門F1チームに、世界各地で行われるレースのサポート用車両としてNV200をはじめとする日産の小型商用車を供給してきました。そして14年には新たにe-NV200を採用することが決定。イギリスに置かれた本拠を中心とする都市部の輸送手段として、チームのチャンピオン獲得に貢献しています。
※本記事は2015年3月31日時点の情報を元に作成されております。