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    空を飛ぶ鳥の目のように、真上から周囲を見渡せます。 空を飛ぶ鳥の目のように、真上から周囲を見渡せます。

    低い位置からではわからないナスカの地上絵も、空高く飛ぶ鳥の目線で見下ろせば、まさに一目瞭然。クルマを中心に俯瞰するような映像によって、周囲の様子が把握しやすくなります。

    Around View Monitor アラウンドビューモニター クルマの真上から見ているかのような映像で周囲の状況を直感的に把握できる先進技術。

    視点変換技術が、
    見下ろす「鳥の目」を実現した。

    ナスカの地上絵は低い位置から眺めても、何が描かれているかを把握することは難しい。はるか上空から俯瞰しなければ、それが意味のある絵であることには気づかないのだ。つまり地上絵が描かれた古代には、空を飛ぶ鳥だけが壮大な絵を見ることができたということになる。このように、鳥が真下を見下ろすような視点に変換する技術を用いて、クルマの周囲の状況や位置関係をわかりやすく表示したのがアラウンドビューモニター*1*2だ。カメラを用いた運転支援技術はアラウンドビューモニターの技術を組み合わせることで、利便性がさらに高められているのである。

    まるでクルマの真上にカメラがあるような映像をディスプレイに表示できる「アラウンドビューモニター」は、ナスカの地上絵を空高く飛ぶ鳥の目から見下ろすように、クルマの周囲の状況をひと目で把握できる、日産が実用化した世界初*3の先進技術だ。駐車や発進時などに安全性を高め、ドライバーの大きな助けになる。
    システムの基本となるのは、前後左右に設置された4つの広角カメラだ。最初に搭載されたコンセプトカーのイデオでは、120度の画角をもつCCDカメラを用いていたため、クルマの四隅を含め8個のカメラが必要だった。その後、実用化にあたっては画角180度の超広角高解像度カメラが登場。これを採用することで、車体のフロントおよびリヤ、そしてドアミラー両側に合計4つのカメラを搭載する、よりシンプルなシステム構成となった。 独自の視点変換技術が、安全と安心につながる。
    このフロント、リヤ、両サイドの映像を処理ユニットに集め、周囲を見渡すようなトップビューを作りだしているのだが、注目点は「視点変換」と呼ばれる画像処理技術を用いたこと。
    これは斜め上からの画像を真上から見たように、視点の移動をコンピュータ処理で行うもの。まずは4つの画像をそれぞれ視点変換してから組み合わせ、あわせてクルマのCG画像を中央にはめ込むことで、アラウンドビューモニターの映像が完成する。
    クルマのまわりには真横や斜め後ろなど、ドライバーの目の届きにくいところがある。アラウンドビューモニターは、車両の周囲の状況を真上からの視点で全体的に把握することができるのが利点だが、駐車場の白線や障害物との位置関係が理解しやすくなるのも見逃せない。これはバックでの駐車や縦列駐車が苦手という方だけでなく、運転に慣れたドライバーにとっても便利と感じられる機能だ。
    さらに、クルマの周囲で動く物体を検知して、ディスプレイ表示とブザーで知らせる「MOD(移動物 検知)機能*4*5」を追加したアラウンドビューモニターが多くの車種へ搭載されているほか、駐車を自動操舵でサポートする「インテリジェントパーキングアシスト*4*6*7」をエクストレイルに採用。“真上からの映像”を活用した技術は、より扱いやすく洗練され進化を続けている。このようにアラウンドビューモニターは、自動運転につながる次世代技術を支えるテクノロジーのひとつとしても、重要な役割を担っているのである。

    4つのカメラの映像を合成して、
    真上から見たような映像を映しだす。

    クルマを中心とした俯瞰映像で周囲を確認できるため、障害物や駐車スペースとの距離感がわかりやすいのが特徴。安全性を高めるだけでなく、スムーズな駐車をサポートする。

    • 1 モニターにて確認できる範囲には限界があり、カメラ位置より高い物体は表示されません。必ず車両周辺の安全をミラーや目視で直接確認してください。
    • 2 車両上方から見下ろしたような映像にはつなぎ目があり、物やクルマが不連続になるとともに高さのある物体は表示されないことがあります。また、物やクルマが倒れ込み、実際の位置より遠くに表示されることがあります。
    • 3 4つのカメラを用いて車両周囲を上から見下ろしたような映像をカーナビゲーション画面に映しだすことを商品化し、量産車へ搭載(2007年10月23日現在)。
    • 4 安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。先進技術・機能の設定条件は、車種・グレードにより異なります。
    • 5 MOD(移動物 検知)機能は自車周辺の移動物をドライバーにお知らせすることで、安全確認をサポートする機能です。すべての移動物を検知できるわけではありません。また静止しているものは検知できません。車両の操作をするときは、周囲の安全をミラーや目視で直接確認してください。
    • 6 乗車人員、積載量、空気圧等の車両状態や、勾配などの路面状態により、目標駐車枠に対して実際の駐車位置にズレが生じる場合があります。
    • 7 自動で障害物を回避する機能はありません。車両の操作をするときは、周囲の安全をミラーや目視で直接確認し、適切な運転操作を行ってください。

    ※本記事は2015年12月2日時点の情報を元に作成されております。

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