見る者のこころをワクワクさせるような強い個性とともに、優れた技術と品質を体現する日産車のカタチ。運転してみたい、乗ってみたい……そう思わせる「日産らしさ」が、世界中の人々から支持されています。
写真:郡 大二郎
※テストコースでの走行です。
前方をきりりと見据えるかのような目線の強さ、サイドビューの豊かな表情を演出する鋭いキャラクターラインなど、スカイラインは、見る者を惹きつけて離さない魅力に満ちている。
スカイラインのデザインをまとめ上げた長谷川浩デザインダイレクターは、「ボディラインの“芯”がはっきりしているからこそ、細部も輝きを放つ」と言う。つまり、セダンとしての基本を徹底的に磨き上げたうえで、豊かな個性となる躍動感や高揚感を表現しているから、わたしたちのこころに響く。
一方、室内に目を移せば、実用性と快適性にこだわりつつ、きめ細かな配慮が行き届いていることが感じられる。
各座席からの景色の見え方、後席の着座位置など、乗ったすべての人が気持ちよくドライブを楽しめるよう、さまざまな工夫が施されている。
さらに、プレミアムセダンとして世界を舞台に勝負するスカイラインは、日本的なセンスを織り込むことで、ライバルとは異なる価値観や個性を表現した。エクステリアでは、刀鍛冶によって鍛えられた鋼の青光りをイメージしたHAGANE(ハガネ)ブルーと、灼熱の鋼の赤銅色を想起させるプレミアムブラウンを新色として用意した。またインテリアでは、甲冑の一部をイメージしたアルミパネルや拭き漆技法にヒントを得た木目パネルを採用する。その「カタチ」には、世界中でたくさんの人々に愛されるよう、深いメッセージが込められているのである。
止まっていても、いまにも走り出しそうな躍動感。スカイラインは、走りの素晴らしさや楽しさを“カタチ”で表現。先進技術も見逃せません。
前方をまっすぐに見つめ、挑みかかるような意志を持った特徴的な表現のデイライトと高品質なオールLEDヘッドランプを採用。
フロントからリヤにかけてのキャラクターラインによって、サイドビューは躍動感にあふれる。アスリートの鍛えあげた肉体のように抑揚があり、しかもエレガントだ。
フロント、リヤシートとも胸部と骨盤をしっかりと支えるスパイナルサポートシートを採用。素材にもこだわり、スポーティドライブからロングランまで快適な座り心地を実現した。
ダイナミックな走りへの高揚感を期待させるコクピット。ドアトリムへとつながる非対称のラウンドシェイプ、そして印象的なダブルウェーブのデザインが上質さを演出。
美しくダイナミックなプロポーションを見せるリヤからの眺め。低く構えた姿勢、張り出したリヤフェンダーが力強いドライビングを予感させる。トランク部はスポイラー形状を採り、空力性能はクラス※トップレベルだ。
※排気量3.0L以上の4ドアセダン(2013年11月現在 日産調べ)。
プレミアムアスリートセダンにふさわしい、凛とした佇まい、上質な室内空間を実現したスカイライン。躍動感あふれるデザインと呼応するかのごとく、その走行性能とドライビングプレジャーも大きく進化を遂げている。ステアリングの動きを電気信号に置き換え、タイヤを操舵するダイレクトアダプティブステアリングをはじめ、
アクティブレーンコントロールや前方衝突予測警報など、世界初となる技術の搭載もその一例。さらに、新世代のナビゲーションシステムなど、数々の先進テクノロジーの採用で、走ることの楽しさを、よりリラックスしたドライビング環境で味わうことができる。
インフィニティ事業本部 ものづくり・クオリティ本部 車両開発主管
長谷川 聡
スカイラインのチーフビークルエンジニア。1983年入社し、シャシー設計部に配属される。その後10年ほど車両計画に携わり、スカイラインの前にはフーガも担当。
ステアリングの動きを3つのECU(電子制御ユニット)が電気信号に置き換え、ステアリングアングルアクチュエーターを作動させることでタイヤを操舵し、快適なドライビングを実現。
◆ステアリングの動きを電気信号に置き換えてタイヤを操舵するシステムの量産車搭載が世界初(2013年11月現在 日産調べ)。
シャシー技術開発部 ステアリングシステム開発グループ
蔡 佑文(チャイ ユウン)
マレーシア生まれ。2004年入社以来、DASの開発に従事。スカイラインでは性能開発に携わり、操舵感や操縦特性の研究・開発を担当した。
目指したのは“人馬一体”の感覚でしょうか。意のままに操れて、楽しいということを重視しました。従来のステアリングを上まわる操舵感をつくり出すのは本当に大変でしたね。日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも実験を行い、現地スタッフの意見も繰り返し聞きました。
70km/h以上での走行時に車線(白線)に対する車両の向きをカメラが検知し、タイヤの角度と操舵反力を微調整。高速走行時の直進性が高まり、安心感の向上に貢献する。
※悪天候(雨、霧、雪 等)や道路環境(車線が見にくい・急カーブ・狭い車線 等)によっては、カメラが車線を認識できないため、アクティブレーンコントロールが正しく作動できない場合があります。
◆◆車線に対する進路のズレを減らし、直進性を高めて修正操舵を減らすシステムが世界初(2013年11月現在 日産調べ)。
2台前を走行する車両との車間距離・相対速度を新型ミリ波レーダーでモニタリングし、前方の状況変化を検知。自車の減速が必要と判断した場合、ディスプレイ表示とブザーによる警報でドライバーに注意を促す。[グレード別設定]
◆◆◆2台前を走る車両の車間・相対速度を新型ミリ波レーダーでモニタリングするシステムが世界初(2013年11月現在 日産調べ)。
だれが運転しても楽しく、快適、そして安全で安心なクルマを目指しました。そのために高強度キャビンと衝撃吸収ボディからなる、軽量かつ剛性に優れた高強度安全ボディを開発。さまざまな先進技術を搭載していますが、クルマの骨格の部分、つまり基本を徹底的に磨き上げたからこそ、総合的に性能を高めることができたのです。