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    新しい時代を予見し、日産の歴史を彩った、記憶に残るクルマ

    美しいデザインと
    走りの楽しさが見事に融合。

    1988年 S13型SILVIA シルビア Q ’s

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4470×1690×1290mm
    ●ホイールベース:2475mm ●エンジン形式:直列4気筒DOHC 
    ●排気量:1809cc ●最高出力:135PS/6400rpm
    ●駆動方式:FR(フロントエンジン後輪駆動)

     斬新な曲面と均整のとれた美しいボディラインをもち、「アートフォース・シルビア」のキャッチコピーとともに登場した5代目シルビアは、豊かな感性をもつ若い世代を中心に絶大な人気を集めたスペシャリティクーペだ。やわらかなカーブで構成されたモダンフォルムシートなど、室内に目を向けても乗る人を優しく包み込む居心地のよいエレガントなラウンドデザインが与えられていた。
     美しさを追求する一方、走りの楽しさにもこだわった。クルマの動きを理想的にコントロールできるFRレイアウトを採用し、さらに新開発のマルチリンクリヤサスペンションや日産独自の4WS(4輪操舵)技術であるHICAS-IIを搭載。わずかな視線の移動で車速を確認できるフロントウインドウディスプレイの採用も、未来的なデザインにマッチしたものだった。

    勝つことに徹底してこだわった、
    最先端技術の集合体。

    1989年 BNR32型 SKYLINE スカイライン GT-R

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4545×1755×1340mm
    ●ホイールベース:2615mm ●エンジン形式:直列6気筒DOHC
    ●排気量:2568cc ●最高出力:280PS/6800rpm
    ●駆動方式:4WD(フロントエンジン4輪駆動)

     運動性能の追求からコンパクト化し、4輪マルチリンク・サスペンションなど走りの新機軸を数多く採用した8代目・R32型スカイライン。この高い基本性能を活かして開発を進め、16年ぶりに伝統の名が復活したのが、通算3代目となるスカイラインGT-Rだった。レースで活躍した初代と同様、全日本ツーリングカー選手権に参戦すると、無敗のまま29連勝するという快挙を成し遂げた。
     GT-Rは280馬力を発揮する専用開発のRB26DETTエンジンを搭載。さらに走行状況に応じて前後輪に伝える駆動力の配分を変化させる電子制御機構を盛り込んだATTE SA E-TS(フルタイム4WDシステム)を採用し、大パワーを確実に路面へ伝えた。高性能と質の高い走りを実現し、国内だけでなく海外のレースでも活躍することで、その先進性は世界から注目を浴びることになった。

    遊び心を忘れずに実用性を追求した、
    コンパクトRV

    1995年 RFNB14型RASHEEN ラシーン タイプII

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4115×1695×1515mm
    ●ホイールベース:2430mm●エンジン形式:直列4気筒DOHC
    ●排気量:1497cc●最高出力:105PS/6000rpm
    ●駆動方式:4WD(フロントエンジン4輪駆動)

     さまざまな生活シーンで使いやすく、乗る人の行動範囲を広げてくれるパフォーマンスをもった新感覚のコンパクトRVとして開発されたのが、ラシーンだ。都市生活と自然に優しく調和する「4WDプライベートビークル」がコンセプトで、運転しやすさに配慮した扱いやすいボディサイズとしながら、未舗装などでの走行性能を高めるため、170mmのゆとりある最低地上高を確保。また路面の状況にかかわらず、高いグリップ力を発揮するフルオート・フルタイム4WDを採用した。
     デザインは直線を基調とするシンプルでナチュラルなテイストでまとめられているが、遊び心をカタチにした歴代パイクカーの精神を継承している。アッパーゲートとロアーゲートをもつ上下開閉式バックドアや、リヤフロア下のアンダーラゲッジスペースなど利便性を高める工夫も随所に盛り込まれている。

    ※本記事は2017年12月5日時点の情報を元に作成されております。