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    伝説のモデルから連綿と続く、
    日産の最新技術とデザイン

    多くの人々に愛されるミニバン。そのカテゴリーにおける伝説のモデルをピックアップ。
    受け継がれるDNAと最新モデルの魅力をひもときます。

    プレーリーが具現化した新しい乗用車のあり方は、「BIG」、「EASY」、「FUN」をコンセプトに掲げるセレナに正しく受け継がれている。

    乗る人すべてが、楽しく、快適に移動するために。

     いまではごく身近な存在のミニバンだが、その元祖と言われるのが、1982年8月に登場した初代プレーリーだ。当時、大人数で移動できるクルマといえば、商用車から派生したワンボックスワゴンのみ。プレーリーは同様の利便性をもちながら、まったく新しいユニークなデザインを採用していた。
     さらに両側ともスライド式の後席用ドアとセンターピラーレス構造を組み合わせ、優れた乗降性と使い勝手のよさを実現。広い室内には回転対座も可能な8人乗り3列シート(JWシリーズ)を採用するなど、快適な移動空間を生み出した。
     プレーリーはさまざまな工夫を採り入れ、新しいクルマの使い方や楽しみ方を生み出す意欲にあふれたモデルだったが、そういった進化はセレナにも引き継がれている。ハンズフリーオートスライドドアやデュアルバックドアの採用はもちろんのこと、先進安全装備のインテリジェント アラウンドビューモニター*1や高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減する自動運転技術のプロパイロット*2を設定。これまで以上に乗る人がドライブを楽しめる、愛すべきミニバンへと成熟したのである。

    1984年 PE10型 PRAIRIE プレーリー JW-G

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4090×1655×1600mm
    ●ホイールベース:2510mm
    ●エンジン形式:直列4気筒OHC
    ●排気量:1809cc ●最高出力:100PS/5600rpm
    ●駆動方式:FF(フロントエンジン前輪駆動)

    ワンボックスワゴンのように抱え込むような
    ステアリング位置とは異なり、
    セダン感覚の自然な運転姿勢を実現していた。

    従来の乗用車を大きく超える室内空間を実現するためビッグキャビン、
    ショートノーズの斬新なプロポーションにまとめられた。

    乗用車のあり方にとらわれず、新しい発想のもとに開発されたプレーリー。
    角張ったデザインには居住性へのこだわりを感じる。

    ジャンボハッチバックはバンパーの下側まで開き、荷物の出し入れが容易。
    全面にわたりガラス面積が広いのも特徴だ。

    2016年 GFC27型 SERENA セレナ ハイウェイスター

    ●サイズ(全長×全幅×全高):4770×1740×1865mm
    ●ホイールベース:2860mm
    ●パワートレイン:エンジン+モーター
    (スマートシンプルハイブリッド)
    ●排気量:1997cc ●最高出力:150PS/6000rpm
    ●駆動方式:FF(フロントエンジン前輪駆動)

    インストルメントパネルは翼のように広がる
    グライディングウイングデザインを採用し、
    開放感があり視認性も高い。

    キャビンの広さを強調するフローティングルーフや、
    伸びやかなサイドウインドウ下端線のシュプールラインが特徴的。

    新世代の日産デザインを象徴するVモーションを採用した
    フロントグリルは、精悍さとともに格調の高さも感じさせる。

    ハッチ全面とガラス部分(=ハーフバックドア)だけを開閉できる
    デュアルバックドアを採用することで利便性を高めた。

    • *1 ●モニターにて確認できる範囲には限界があり、カメラ位置より高い物体は表示されません。必ず車両周辺の安全をミラーや目視で直接確認してください。
    • ●車両上方から見下ろしたような映像にはつなぎ目があり、物やクルマが不連続になるとともに高さのある物体は表示されないことがあります。また、物やクルマが倒れ込み、実際の位置より遠くに表示されることがあります。
    • *2 プロパイロットは高速道路や自動車専用道路で使用してください。プロパイロットはドライバーの運転操作を支援するためのシステムであり、自動運転システムではありません。安全運転をおこなう責任はドライバーにあります。
    • ●わき見運転やぼんやり運転などの前方不注意および雨・霧などの視界不良による危険を回避するものではありません。先行車との車間距離、車線内の位置、周囲の状況に応じてアクセル、ブレーキ、ハンドルを操作するなどして、常に安全運転を心がけてください。
    • ●システムの能力には限界がありますので、システムだけに頼った運転はせず、常に安全運転を心がけてください。
    • ●プロパイロットの操作方法や重要な注意事項などが記載されていますので、ご使用前に必ず取扱説明書をお読みください。
    • ※ 安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。先進技術・機能の設定条件は、車種・グレードにより異なります。

    ※本記事は2017年12月5日時点の情報を元に作成されております。