クルマのある生活をサポートするCA(カーライフアドバイザー)が、夏に起こりがちなトラブルを防ぐ方法をアドバイスします。
写真:澤野やすとし 文:サトータケシ イラスト:フジマツミキ
栃木日産自動車販売 宇都宮御幸ヶ原店 販売課
カーライフアドバイザー
渡辺愛子
2011年に入社。人と接する仕事をしたかったことから営業職を希望した。だから今は毎日が楽しいとか。「こういうサービスがあります、という提案をして喜んでいただけることが一番の喜びです」
暑い時季には要注意!夏のバッテリーは疲れやすい。
クルマのトラブルで一番多いのがバッテリー上がり。JAF のロードサービスが出動する理由の1位で、 全体の3 割を占めます。しかも暑い夏はエアコンがフル稼働するので、バッテリーへの負担は増えます。低燃費エンジン車専用バッテリーなど、最近は車種ごとに専用バッテリーを採用するケースも増えています。所期の性能を発揮するためにも、ぜひ販売店でのチェックをおすすめします。
「バッテリーの見た目がふくらんでいる」「エンジンがかかりにくい」という症状が、バッテリーのトラブルの前兆。 見逃さないようにしたい。
気になるエアコンのにおいは、ディーラーでケアしましょう。
久しぶりにエアコンのスイッチを入れたら、室内にイヤなにおいが漂ったという経験はないでしょうか。そんな方には、エアコンの洗浄をおすすめしています。エアコン内部にこびりついたカビやタバコのヤニを直接洗浄することで、においを元から絶ち、エアコンの効きも回復します。また、同時にエアコンのフィルター交換もお忘れなく。花粉・におい・アレルゲン対応タイプのフィルターがおすすめです。
エアコンの吸入口から吹き付ける消臭剤は、エアコン内部に広がりにくい。また、カビや汚れを落とさないので、効果も長持ちしにくい。
快適なドライブは、ウィンドウのお手入れから。
私が勤務する栃木では、夏になると毎日のように夕立に見舞われます。時折、ワイパーの拭きムラがあるクルマも見かけますが、視界が制限されるので危険だと感じます。
そこで、ウィンドウのお手入れは気を配るようにアドバイスしています。まず大事なのは、ワイパーの性能が低下していないかを確認すること。
ウィンドウの撥水コーティングも効果的なので、販売店にご相談ください。
ワイパーにヒビや亀裂が入っていないか要チェック。ウィンドウに撥水加工を施すと、水を弾くだけでなくワイパーと接する部分のビビリ音の解消にもつながる。
虫取りコートを活用して、虫ヨゴレとはサヨナラ!
春から秋にかけての季節に高速道路を走ると、フロントバンパーに虫ヨゴレがこびりつきます。これは時間がたつと通常の洗車ではなかなかとれないので困ります。
もしそんな経験をなさった方には、スプレー式の「バンパー虫取りコート」をおすすめしています。これを使うとバンパーの虫ヨゴレを簡単に除去することができます。また、バンパーに事前にスプレーしておくことで、しっかりコーティングされ、虫が付着しにくくなります。虫が付いてもすぐに落とせるので、この季節の必需品です。
※本記事は2013年5月23日時点の情報を元に作成されております。