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    愛車の学校 日産車のプロに学ぼう 遠出が増える行楽シーズンは、燃費も気になるところ。ぜひ販売店のプロのサービスで、万全の燃費対策をしましょう。

    向田 和弘

    東京日産自動車販売株式会社
    江戸川店 サービス工場 係長

    1981年生まれ。子どもの頃からオートバイが好きで、進路を考える際にメカニックを志望した。専門学校卒業後、東京日産に就職。国家1級整備士のほか、全国で約330名しか存在しない、日産の整備資格で最難関のマスターテクニシャンの資格を取得。「営業を経験したことで、お客さまの立場で整備ができるようになりました」

    Master Technician's Point of View

     クルマの進化とともに、メンテナンスの方法は変わりつつあります。一方で、昔から変わらないこともあります。変わらないことの筆頭は、今回ご紹介したタイヤやランプ類のチェックです。そしてもうひとつ、ぜひブレーキのチェックも行ってください。本格的に走り出す前に、交通の安全を確保しながら2度、3度と軽くブレーキを踏んで調子を確かめておくと安心です。
     以前と変わったことの筆頭は、コンピュータ診断の重要性が増したことです。電子制御システムが各所に使われ、一部の車種ではハンドル操作やアクセルの操作が電気的な信号に変換されています。今後、この流れはますます加速するはずなので、愛車のコンディション維持にコンピュータ診断をご活用ください。

    エコドライブ編 「燃費対策は、プロならではのチェックから。」
    安全で心地よいドライブには、
    少なくともタイヤとランプを要確認。

     お忙しい方でも、安全なドライブのために以下の2カ所はチェックしていただきたいと考えています。
     ひとつはタイヤ。キズが付いていたり異物が刺さっていると走行中に破裂する危険があります。また、空気圧が足りないと燃費が悪化したり、安定性が損なわれる恐れがあるので、要チェックです。
     もうひとつはランプ類。ポジショニングランプやブレーキランプが点灯しないと、追突などのリスクが増えます。1人がブレーキを踏み、もう1人が確認します。

    現代のクルマの性能維持には、
    コンピュータ診断が必要です。

     高性能化が進む現代のクルマには、さまざまな部品に電子制御システムが組み込まれています。目で見えない複雑なシステムの状態を把握するために、日産は独自の電子診断機システム「コンサルト」を開発しました。各部のセンサーから送られてくる信号を読み取ることで、故障箇所やトラブルの予兆を素早く診断しています。
     たとえば、高度な電子制御システムを多く搭載するEVの場合は、6カ月点検のメニューにもこの診断を取り入れています。 
     クルマを知り尽くしたプロが、6カ月ごとにおクルマの状態を定期的に点検する「メンテプロパック」をぜひご活用ください。

    日産車の専用診断機システム「コンサルト」によって、
    メカニズム各部のコンディションが一目瞭然。診断シートをプリントしてお渡しするサービスも行います。

    法定12カ月点検
    日産はここまでやります!

     クルマの各部は、常に高温や激しい負荷にさらされています。そこで12カ月に一度の点検が法律で定められています。
     法定12カ月点検では、「走る」「曲がる」「止まる」など、クルマの基本性能にかかわるすべての部分をチェックするとともに、分解整備を行っています。私のこれまでの経験では、特に排気系のトラブル防止に12カ月点検は有効だと感じています。
     現代のクルマのマフラーはいくつかに分割されており、それをボルトで留めて接合。最近は防錆技術が進みましたが、このつなぎ目だけはどうしてもサビが発生しやすいのです。海岸沿いや融雪剤の撒かれた雪道を走る方は、特にご注意ください。

    マフラー接合部が錆びるとそこから排気が漏れ、燃費やパワーが悪化するほか、最悪の場合は穴が広がってマフラーが脱落してしまいます。海や雪山に行く機会が多い方には「ボディ床下コート」がおすすめです。

    *掲載のサービス商品は、販売店により一部取り扱っていない場合があります。また、クルマの仕様により施工できない場合があります。
    詳しくは日産の販売店へお問い合わせください。

    ※本記事は2017年8月4日時点の情報を元に作成されております。