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    ものづくりの現場 04 日産先進衝突実験場 被害を減らすために、事故状況を再現し検証しています。

    先進衝突実験場では、実際の路上に近い条件でさまざまな事故形態の再現が可能です。その検証をクルマづくりに反映させることで、交通事故の被害低減につなげています。

    ワイヤが設置されるラインは速度を出すため建物の外まで続き、最長135m。衝突実験は超高速度カメラで撮影を行うため、照明が用意されている。

    先進衝突実験場に足を踏み入れると、放射状に延びた10本の溝が目に留まる。
    このラインに沿って設置されたワイヤにクルマをつなげ、実験場の地下にある機械室のモーターがワイヤを引っ張ることで、クルマ同士、クルマと障害物、クルマと歩行者を想定しての衝突実験のほか、ロールオーバー(横転)実験も行う。クルマ同士なら120km/h、1台なら最高140km/hまで出せ、5度から185度まで角度を変えての実験が可能だ。多様な形態の衝突実験を行うのは、実際に起きた事故状況を再現することによる検証を、クルマの開発に活かし被害を減らすことにつなげるのが目的である。その一方、日産はこうした衝突安全への取り組みだけでなく、事故を未然に防ぐ予防安全にも力を注いでいる。最近ではエマージェンシーブレーキを筆頭に、踏み間違い衝突防止アシスト、前方衝突予測警報などの先進安全装備をいち早く開発し、幅広い車種へ採用している。

    このような安全技術は、クルマが人を守るという積極的な安全の考え方、「セーフティ・シールド」に基づいている。これは通常運転から衝突後まで、それぞれの状態に応じて適切にバリア機能を働かせ、「少しでも危険に近づけないようサポートする」というものだ。そして、運転の主体は人であるという視点に立ち、ドライバーの運転を支援することに主眼をおく。
    こうした安全への取り組みについては、「VISION 2020」という明確なゴールが示された上で進められてきた。日産では、事故そのものを減らしていく新しい技術の実用化にも取り組み、真に安全なクルマ社会の実現を目指している。1995年比で2020年までに日産車の死亡・重傷者数を4分の1まで減らすとしており、さらにそれを実質ゼロにするのが最終目標である。

    ポールに車体側面を衝突させる実験は、電柱や橋の欄干などにクルマのサイドからぶつかった状況を想定。

    ロールオーバー実験は、ランプ台と呼ばれるスロープに片輪を乗り上げてクルマを横転させ、被害状況を確認する。

    愛車で訪れたい、美しい道 03 岐阜県・飛騨高山×日産ノート

    日産先進衝突実験場で培われた日産の先進技術が、
    美しい道のドライブをより一層楽しいものにします。

    愛車で訪れたい、美しい道 03はこちら

    ※本記事は2015年8月29日時点の情報を元に作成されております。