世界に目を向け、
いち早く「デザイン」を輸入。
1960年のトリノショーで発表されたスカイライン・スポーツは、グロリアのメカニズムを用いながら、イタリアのカロッツェリア(主にクルマのデザインを手がける会社)のひとつ、ミケロッティによる流麗なスタイリングが注目を集めた。これをきっかけに、世界の最先端デザインが日本車へ積極的に採り入れられるようになる。2ドアクーペのほかコンバーチブルも用意。
まるでスポーツカーのような
サスペンション。
スポーツカーなど一部の高性能車に用いられていたド・ディオン・アクスルを、国産乗用車で初めてリヤサスペンションに採用。さらにフロントはダブル・ウィッシュボーン式として、操縦安定性と快適性を高いレベルで両立させた。セダンでありながら高性能、そして運転する楽しさをも追求する姿勢は、その後のスカイライン各車にも受け継がれていく。