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    使い手をイメージしながら仕上げるデザイン

    色と素材の調和が、魅力的なクルマを生みだします。

    カタチ、色、そして素材。クルマのデザインには、3つの重要な要素が含まれている。それぞれが密接な関係にあるが、カラーデザインは色と素材の組み合わせを常に考えながら進める仕事だと、呉綾花さんは言う。2つの要素をいかに調和させ、イメージした世界観を提示できるか? そこにものづくりの難しさがあり、やりがいも感じる。
    キューブ コダワリセレクションは、そんな色と素材のマリアージュに、呉さんが深い想いを込めたモデルで、文字通りこだわり抜いたのがシート。表皮に使い込んだような濃淡のある加工を施し、さらに2色の本革を手で編み込んだ技法を取り入れた。時の経過とともに馴染んでいく味わいを、色と素材を巧みに組み合わせて表現している。「このシートは長く愛用する革製ノートカバーからインスピレーションを得ました。デザインのヒントは日常の中からも発見することがあります。キューブに込めたひとつひとつのこだわりを感じ取ってもらえるとうれしいです」この気持ちが、お客さまに魅力的なクルマを送り届けることにつながっている。

    素材の素晴らしさを日常の中で味わえる、日産キューブ コダワリセレクション

    ルーフ、ドアミラー、アウトサイドドアハンドル<ドア&バックドア>をブリリアントホワイトパールに塗り分けたツートーンカラーを採用。写真のアクアミントのほかスオミブルー、ビターショコラの3色を用意する。

    グローバルデザイン本部カラーデザイン部 呉 綾花 Ayaka Go 2005年入社。当初からカラーデザインを担当し、横浜のベイエリアをイメージしたキューブインディゴセレクションをはじめ、セレナやエルグランドなどミニバンも数多く手がけている。

    カラーデザインは色だけでなく素材のチョイスも重要。キューブ コダワリセレクションのシートについても、さまざまな組み合わせが検討された。女性には全体の雰囲気やイメージを大切にしながらデザインする傾向があり、そんな感覚を大事にしているという呉さん。また、使い手やその生活を頭の中で想像しながら、アイデアを広げるそうだ。

    「ライフスタイルにこだわり、遊び心を忘れない方々に満足していただけるようにまとめました」と呉さん。コダワリブラウンインテリアには高級感や特別感をもたせた。

    深い愛着がわき、日々の生活を豊かにするキューブに仕立てるための大きなポイントが編み込みレザー。このほかにもフロントフォグランプ(1)、メッキインナードアハンドル(2)、本革巻3本スポークステアリング(3)が特別装備として盛り込まれた。またボディカラーにツートーンカラーを選んだ場合、15インチフルホイールカバーはホワイトパール色(4)となる。