初級者の方は運転の基礎からしっかりと、中級者の方には、より運転が楽しくなる知識や技術を、それぞれのレベル別に体感。講習後には、日産のさまざまな車種の試乗も楽しんでいただきました。
高速道路での合流するときの急加速や、出口へ離脱するためのしっかりとした減速の練習を行いました。他のクルマが走っていないGRANDRIVEの長い直線路は初級者でも安心。普段よりも落ち着いて走行練習ができました。
多くの方が苦手としているバックでの車庫入れ法も練習。
並列駐車の場合、駐車したいスペースの左側にクルマをつけ、ハンドルを左に切りながらバックすると、無駄な動きが少なくなります。このときにサイドミラーや左右をしっかり確認していきます。サイドブラインドモニターを使えば、見えづらい左前方も確認しやすくなります。
ハンドルを左にしっかり切って、後輪が駐車スペースに入り始めたら、ゆっくりとハンドルを戻し、車体がまっすぐになったら、そのままバックしていきます。バックビューモニターを利用すれば、後方の状況確認だけでなく、クルマの駐車位置や車幅の目安ラインも同時に測ることが可能です。
μ(ミュー)とは摩擦係数を表す数値。低μ路は、雨天時の高速道路のようなスリップが起こりやすい状態を再現した道路です。中級者の方には、この低μ路で意図的にクルマに急ブレーキをかけ、スリップを起こすことで、ABSが作動したときのクルマのハンドリングを練習していただきました。また、スカイラインや新型フーガに搭載されている、車体を安定させるために走行状態に応じて各車輪へのブレーキ圧やエンジン出力を制御するシステムVDC(ビークルダイナミクスコントロール)の作動も低μ路上で講師の運転で体験。セーフティ・シールドの最新技術を肌で感じていただきました。
縦列駐車や並列駐車はもちろん、ポールが敷き詰められた車幅の狭い場所も、死角の部分を含めて上から見下ろせる形で眺められるアラウンドビューモニター。安心、安全のための技術を体感しました。
ドライビングテクニックはもちろん、日産の取り組み「セーフティ・シールド」に基づいた先進技術も多数体験してもらいました。
34度という急勾配の「4WDの丘」では、オフロード走行を楽しみながらエクストレイルの最新機能を体験。登坂車線での発進時に、ブレーキを離したあとも、約2秒間ブレーキ状態を保持する機能、ヒルスタートアシストのおかげで急な上り坂でも車両の後退を心配せずに、ブレーキからアクセルへの踏み替えを行うことを体感。また、下り坂ではブレーキを踏むことなく、自動的に車体の速度を7km/hにコントロールする機能、ヒルディセントコントロールを活用。急な下り坂でも、安心して坂を下りることを体感しました。
開発者と同乗し、受講者が運転する新型フーガの前には、一定速で走るスカイライン。前方を走るスカイラインと車間距離が縮まると、センサーと連動したシステムが自動的にブレーキをかけて減速を行います。これが新型フーガに搭載された最新技術、インテリジェントクルーズ機能。ブレーキを踏まずとも減速して行く新型フーガに、多くの受講者が感嘆の声を上げていました。
新型フーガには、このほかにも道路情報をカーナビから取得し、自動的にブレーキやアクセルを制御してくれるインテリジェントペダルなど、最新の技術を搭載。こちらもしっかりと体感しました。
ドライビング講習の締めくくりとして、ノート、キューブ、ティアナ、フーガ、ムラーノ、フェアレディZの6車種に順番に乗り込む試乗会も行われました。日本国内のさまざまな道路状態を再現したGRANDRIVEを6車種で周回することで、加速感やトルク、乗り心地や視界など、それぞれの車種での違いを体感しました。
GRANDRIVEに設置されている、EV(電気自動車)用の充電スタンドを見学。この充電スタンドは全国各地に配置され、近い将来、EVの世界がスタートすることを実感していただきました。